予防策は 海外のバイナリーオプション会社は利用しない
バイナリーオプションの最大のメリットは、なんといっても“手軽”で“分かりやすい”こと。「数時間後の為替レートが狙ったレートより上に行くか、下に行くか」を予想するだけなので、非常にシンプルに考えるだけです。
実はバイナリーオプションに「コレ!」といった必勝法は存在しません。というよりも、そもそも投資において100%勝てる方法はありません。ネットで検索すると、高勝率をうたうさまざまな商品が出てきますが、眉に唾を付けて疑った方がいいでしょう。
とはいえ、バイナリーオプションにはメリットばかりではなく、デメリットも存在します。バイナリーオプションのデメリットは、そのわかりやすさ故にのめり込みやすいことでしょうか。言うなれば、“賭博性が高い”のです。
例えば、シドニー市場、東京市場は大きなニュースが少なくある一定のレンジの幅のなかで動きやすいという傾向が。この時間帯に強いトレンドは生まれにくいです。ただし、午前7時(夏時間の場合、午前6時)前後はニューヨーク市場が閉まり、シドニー市場が開く時間帯で、一日の中で一番流動性が低く、ちょっとした事で大きく為替が動く場合もあるので注意が必要です。一方、欧州時間以降はトレンドが発生するとNY時間までそのトレンドが続きやすいという傾向も。これを知っているだけで時間帯毎にバイナリーオプションの戦略が組めるのではないでしょうか。
決められた時刻(判定時刻)に条件を満たしていればペイアウトとなり、決まった金額を貰うことが出来ます。このハシゴの足場一つ一つは、FX会社では「目標レート」又は「権利行使価格」と呼んでいます。この権利行使価格の数や権利行使が設定される間隔はFX会社や相場状況によっても違うもの。数が多ければ、選択の幅は広がりますが、当然どれを選べばいいか悩みます。各FX会社にはバイナリーオプションのデモ口座も用意されているので、実際に自分で触ってみて使いやすさを試してみては。
また、FX取引では相場がある程度大きく動いてくれないと利益を上げる事が難しいですが、バイナリーオプションなら基本「通貨の行方を予想する」だけで済みますし、相場変動の大小に関わらず、収益チャンスがある事も大きなメリットです。その為、相場が動いているときはFX取引を行い、相場が動かなくなった時はバイナリーオプションをやるという人もいるようです。
日本国内でバイナリーオプションを提供している6社のサービスを掲載しています。
ただし、マーチンゲール法は連敗した時に資金量が続かなくなります。のめり込みやすい人はこのマーチンゲール法を駆使し「次で取り戻せばいいんだ!」と思ってどんどんと資金を投入してしまうことが問題。自分自身がどれだけバイナリーオプションに使える金額があるか。それを予めはっきりと決めておいたほうが良いでしょう。
金融庁では許可を受けている会社を一覧にして公開しています。きちんと許可を得たしっかりとした会社でバイナリーオプションを取引した方が、思わぬリスクを背負い込まずに済みます。もちろん、価格.comでは金融庁に金融商品取引業者として登録されている会社のみを掲載しています。
バイナリーオプションの取引自体は、通貨ペアを選び、目標レートと「上か下」を選び、いくら購入するかを選ぶだけ。取引するだけなら簡単です。あとは、自分自身の勝ちパターンを見つけましょう。
日本のバイナリーオプションの歴史を振り返ると、以前は「ハイロー型」と呼ばれるより投機性が高いものがラインナップの中心。判定時間が最短5分間のものも少なくありませんでした。
また、バイナリーオプションで考えなければいけないのは時間の概念。FXならば時間で区切って売買をするというよりも、「これだけ利益が出たら売買しよう」と考えている人が多いはず。バイナリーオプションの場合は予め、2時間後などと時間が決まっていますから、それを見据えた戦略を組むのはアリでしょう。
FX会社によっては、ダイレクトバンキングや提携の銀行を利用することで即時に入金が反映される「リアルタイム入金」があるところも。「今、すぐにバイナリーオプションを取引したい!」と思う人には便利なサービスです。
予防策は、海外のバイナリーオプション会社は利用しない。この一点に尽きます。バイナリーオプションを取引するのであれば、国内の会社を利用しましょう。また、世の中には「必ず儲かる!」といった美味しい話は絶対に存在しません。何らかのリスクがあるか、そのリスクをひた隠しにしていると思われます。「必ず儲かるからイイよ!」という話を聞いたら眉に唾をつける習慣を身につけたほうがよいはずです。
海外のバイナリーオプション業者の多くはキプロスや英領ヴァージンアイランド、英領ケイマン諸島などのタックスヘイブンの地域に拠点を置いています。このような国では金融法人を設立しやすく、法人面での優遇もあるので参入が用意なのでしょう。更に海外に拠点があるとなっているにもかかわらず、その住所には実態が何もないなど、存在自体が怪しい業者もあります。また、なかには日本人のオペレーターを置き、日本語のHPを作るなど、日本人に向けて営業展開を行っている海外バイナリー会社もあります。
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