fx 50万円 レバレッジ
証拠金維持率が設定した水準を下回ると、ポジションが自動的に清算されるロスカットのシステム。設定しておけば、ある程度安心と言えるかもしれません。ロスカットの水準を50%に設定しておくと、計算上は必要証拠金の半分が残ることになります。ただ気を付けたいのは、為替レートが急激に変動するケース。為替市場では重大な出来事があると、短時間に大きな値動きを起こすことがあります。
しかし、利用者が予期しないタイミングで決済されることがあり、想定外の損失が出る可能性も。レバレッジを高くするほど損益の変動が大きくなるので、突然のロスカット発動に注意してください。
レバレッジはFX業者によって、1倍から25倍まで様々に選択することが可能です。「必要証拠金」とは、あるレバレッジのもとで、一定額の取引をするのに最低限必要な証拠金の額を指します。また「純資産」は数式で表すと「預託証拠金残高+約定評価損益-出金予約額」。預けた証拠金に、現在保有しているポジションの利益を加えたり、証拠金から損失の額を差し引いたりしたものです。つまり損失が出ている場合には、預けた証拠金から損失分が差し引かれてしまうのです。
暗号資産CFDでは、現物取引よりも小さな資金で大きな利益を追求することができます。レバレッジは2倍。入金している証拠金の2倍のお取引が可能です。
そうしたFX口座で取引するときに大切なのが、預かり証拠金(総資産)とポジションの比率を考えて、相対的なレバレッジを管理することです。
もしロスカットの仕組みが無かったとしたらどうなるでしょうか。損失がいくら大きくなっても、ポジションが自動で清算されることがありません。知らないうちに思ってもみなかった巨額の損失を被ることもあり得るのです。レバレッジが25倍なら、最低限必要な証拠金は取引する金額の4%。損失の額が預けた証拠金の金額を大きく上回るということは、いつでも起こり得ると考えられます。ロスカットは、投資家を保護するためのルールとして機能しているのです。
2021年5月現在、YJFX!「外貨ex」(1倍・10倍・25倍)、FXブロードネット「ブロードライトコース」(20倍・25倍)、FXブロードネット「ブロードコース」(1倍・20倍・25倍)、松井証券「MATSUI FX」(1倍・5倍・10倍・25倍)などの口座は、25倍を超えない範囲内でレバレッジの倍率を数段階に分けて設定して、トレーダーがその中から選択できるしくみを取り入れています。
・レバレッジと必要証拠金証拠金維持率の中身について、もう少し詳しくみていきましょう。FX(外国為替証拠金取引)は、顧客が証拠金として資金を預け、その何倍もの金額で外国通貨を売買する取引です。取引の対象となる外国通貨としては、ドルやユーロなどがよく知られています。
計算していくと「(15-A)÷(11-0.1A)=0.5」となり、「A=10」と求められます。つまり証拠金維持率が50%となるのは、ドル円が10円値下がりして100円になったときです。
レバレッジを活用したFX取引では、利益が伸びているうちはよいのですが、損失が出ている場合には細心の注意が必要となるのです。
・必要証拠金の額楽天FXで「レバレッジ10倍コース」を選択したとしましょう。レバレッジが10倍なので、必要証拠金は取引金額の10分の1、つまり10%となります。そして取引する通貨ペアはドル/円としましょう。1ドルが110円という為替レートで、1万ドルを買うと、110万円になります。このとき最低限必要な証拠金、つまり必要証拠金は110万円の10%で、11万円と計算できます。1ドル110円のときに1万ドルの取引をするには、11万円以上を預けておけばよいということです。
極端ですが、口座に100万円を入金して100万円規模(必要証拠金4万円)の取引を行えば、総資産に対するポジションのレバレッジは1倍となり、外貨預金と同じような感覚で取引していることになります。
日本は低金利の状況が続いているので、円預金のままにしておいてもなかなか資産をふやすことができない。そのため、海外資産での運用を検討する人もいるのではないだろうか。海外資産の中でも、外貨預金とFXは、為替差益と金利による収益を目的とする運用商品としてよく比較されている。ハイリスクだといわれているFXも、レバレッジを1倍で運用すればリスクを抑えられるという見方もある。そこで、外貨預金とFXの違いや運用効率について考えてみたい。
しかし、現実には “安全装置”(ロスカットルール)が設けられており、ここまで損失が膨らむ前に取引が自動的に強制終了するようになっています。とにかく、レバレッジの倍率をいたずらに高くすると、それだけリスクも高くなるということを覚えておきましょう。
レバレッジが最大の25倍なら、100万円規模の取引をするときの必要証拠金の額は、100万円の4%となる4万円が最低ラインという意味になります。
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