それゆえ 暗号資産(仮想通貨)への投資は怪しくて危険なもの

バイナリーオプション

2022年7月現在 取引される仮想通貨の種類は徐々に増えています

それゆえ、暗号資産(仮想通貨)への投資は怪しくて危険なもの。そんな印象をもっても仕方ありません。一方でFacebookを始めとした企業連合が暗号資産「Libra」を発表するなど、新たな動きも出てきています。

最近の暗号資産・仮想通貨市場について、マネックス仮想通貨研究所所長・大槻奈那さんに話を聞きました。前後編に分けてインタビューをお届けします。

2022年7月現在、取引される仮想通貨の種類は徐々に増えています。なかでも草コインは価格が変動しやすく、過去に大きな利益を得た「億り人」が存在するほどです。

それよりはむしろ、仮想通貨の利用価値への期待や失望が効いています。例えばLibraの利用価値がそれほどでもないと失望が広がってしまったり、ないとは思いますがLibra協会に入った企業が抜けたりなどすると、ビットコイン価格にも影響を与えるかもしれません。

もともとは為替FXや株式投資で億り人を目指していたひろぴーさん。投資の大原則は株も為替も仮想通貨も共通している、という。「基本的には現物で取引すること。レバレッジ取引で売りからスタートする場合でも、現物と同じリスクの大きさになる1倍がいい。資金管理を徹底して無理な投資はしないことが重要です。銘柄選びにおいても、いきなり100倍銘柄を見つけることは素人には不可能です。まずはビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)でポートフォリオの7割を構成するのがいいでしょう。残りは下落時の買い足しに備えて日本円のまま持つか、まだ知名度が低そうなアルトコインを買ってもいいですが、投資対象となるコインへの勉強を怠ってはいけません」

アルトコインの選び方としては、仮想通貨時価総額ランキングが20~30位くらいの程よいコインがおすすめだという。「これからの成長性が期待できる『10倍銘柄』が隠れている可能性があります。まず私が一番注目しているのはポルカドット(DOT)とファイルコイン(FIL)です。これは昨年の中国での人気トップ2の銘柄。今後もチャイナマネーの影響でまだまだ上がるでしょう。年末までの数か月以内で注目はインターネットコンピューター(ICP)です。今年5月に上場して時価総額が5兆円近くまで上昇したのですが、現在は価格も落ち着きました。2年以内に価格が戻ると予想します。国内取引所に上場しているアルトコインで言えばエイダコイン(ADA)、ベーシックアテンショントークン(BAT)は時価総額も高く、今後が期待できるコインになります」

オンラインカジノプラットフォーム『Cardano』で利用できる仮想通貨。従来のオンラインカジノはユーザーが必ず不利益を被るシステムとなっており、ブロックチェーン技術により公平性を実現しようとした。現在は法定通貨に代わる通貨を目指している。

Discord内には多くの仮想通貨コミュニティが存在しており、様々な情報を入手できます。

【参考記事】
インタビュー後半:仮想通貨「億り人」が語る、市場予想、リスク、失敗する人の特徴
アメリカの一流企業がビットコインを「大量購入」 その狙いは?

仮想通貨をうさんくさいと思うのも無理はないという。「25年前インターネットが世の中に登場した時は、多くの人々が理解をできませんでした。それが今ではインターネットは多くの人が利便性を理解し生活必需品となっている。仮想通貨の技術も同じです。こういったイノベーションは経験しないとわかりにくいですが、まず興味をもって投資する姿勢が大切です」

仮想通貨プロジェクトの考え方に共感できる人が多いと、対象通貨に関連するコミュニティが活発になります。コミュニティが活発に動いているかも将来性を測る目安となるでしょう。

OMGは、処理速度とコストに優れる仮想通貨です。ビットコインやイーサリアムなど、従来の仮想通貨はスケーラビリティ問題を抱えていました。

コスプレトークンは、コスプレ文化の発展やコミュニティの構築を目的とした仮想通貨です。プラットフォーム「World Cosplay」でのみ利用できます。

ビットコイン市場の現状と少し先の展望を解説してもらいました。インタビュー後編では暗号資産(仮想通貨)の投資の魅力や注意点などを伺います。

草コインは知名度が低い通貨が多く、国内の仮想通貨取引所で扱っていない通貨も多いです。現在は20,000を超える仮想通貨が存在しますが、国内の取り扱いコイン数がトップクラスのGMOコインでさえ、取り扱っている通貨は合計22種類です。

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