それでは日本の個人投資家について 詳しく見ていきましょう
傍からは究極の個人活動にも見える個人投資家でありながら「自分のためだけでは、もう頑張れない」と語るテスタさんが“社会のため”に株に勝ち続けようとする理由や、日本における株への偏見について、じっくりと伺いました。
長年、投資家としても名を轟かせている松居一代さんは、ブロガーとしても活躍している有名人。株式投資だけでなく、FXも行っているそうです。
銀行や証券会社は顧客の状況に合わせて商品を推奨しますが、最終的に商品を選択するのは投資家自身です。金融機関も顧客が損をしてしまうと、結局は顧客が離れてしまい手数料が得られませんから、ごく一部の良心的ではない企業を除けば、わざわざ損をするような商品を押しつけたいとは思っていません。
ブレイクに翳りが見え始めたころ、当時のマネジャーから「もう売れなくなるから、不動産投資をした方がいい」とシビアなアドバイスを受けたことが、不動産投資家デビューのきっかけになったと言います。
加谷 珪一(かや けいいち) 経済評論家仙台市生まれ。東北大学工学部原子核工学科卒業後、日経BP記者、投資ファンド運用会社などを経て独立。現在は、経済、金融、ビジネス、ITなど多方面の分野で執筆活動を行っている。億単位の資産を運用する個人投資家でもあり、お金持ちについて解説した書籍「お金持ちの教科書」はベストセラーとなった。「お金持ちはなぜ「教養」を必死に学ぶのか」(朝日新聞出版)、「あなたの人生を変えるお金の教養」(PHP研究所)などお金に関する書籍を多数執筆している。
個人投資家で有名な人にはどんな人がいるのでしょうか?世界的に知られている有名な個人投資家と言えばウォーレンバフェットが挙げられるのではないでしょうか。
それでは日本の個人投資家について、詳しく見ていきましょう。
証券会社などに口座を持ち、アクティブ(休眠状態ではなく、活発に取引が行われていること)な状態となっている投資家の場合、おおよそ7~8割の人が損失を抱えているというのは、以前から指摘されてきた現実です。証券会社は顧客の入れ替わりが激しいことでも知られており、平均すると2年程度でお客さんの顔ぶれが変わります。つまり多くの投資家が損を出してしまい、それ以上、投資を続けられなくなって、また新しい投資家が入ってくるのです。
日本でも有名な個人投資家は多数存在しており、時にはライフスタイルまでもが注目の的になっています。そんな日本の実力派投資家の存在は、今後の投資方針の参考になるでしょう。
上昇相場中に一旦、下落することを「押し目」と言い、多くの投資家が「押し目待ち」をしているわけですが、相場に勢いがある時には、この押し目がなかなかやってきません。古くからある相場格言に「押し目待ちに押し目なし」というものがあります。安くなるチャンスを待っていてもそのチャンスは到来せず、株価はどんどん上がってしまうので「上がると思うのならすぐに買いなさい」という意味です。
株価が上がっている銘柄でよくやってしまいがちなのが、機会損失に対する過度な意識です。上昇している銘柄に興味を持っている投資家は、たいていの場合、一旦、株価が少し下がったところで買いたいと考えます。急上昇している最中に買うと、その後、すぐに下落してしまうのではないかと不安になります。また、少しでも安い値段で買って利益を大きくしようという意識も働くでしょう。
有名だということは、常に結果を出し続けている投資家であることです。そんな個人投資家の投資スタイルからは学ぶべきことも多いでしょう。
では、なぜ金融機関に口座を持っている投資家の多くが損を出してしまうのでしょうか。
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