fx 損切りばかり
もちろん、強く決意して損切りを実行できれば良いのですが、多くの人はどうしても自身の感情に逆らうことができません。
そのため、前回のように後悔したくないからといった理由で損切りしないというのは危険な考え方です。
例えば、過去に日本で大きな震災が起きたときの相場を勉強して「超短期的にはドル円が円安に触れることがあるが、全体的には超円高方向・株安方向へと向かう」という知識がある人と無い人とでは、『同じ震災時のドル円のショート(売り)』でも、全くトレードに対する自信が違ってきます。
学んだ経験がない人は、どうしても自分のトレードに自信が持てないため、ちょっとした値動きに心が乱され、大勝ちのチャンスを微益で終わらせてしまったり、少しの含み損でも損失が膨らむことが怖くなって損切りしてしまったりします。
「過去の震災時の相場は短期的に円安に振れることもあるが、長期的には円高方向へと向かうはず!だからここはショート(売り)だ!」
たったこれだけことなのですが、『損小利大』へと繋がり、トレーダーの成果が飛躍的に伸びることも珍しくありません。
しかし、損切りした後に後悔する必要はありません。短期的には反転してむしろ損したと考えるかもしれないですが、長期的には損切りしない方が多くの資金を失う可能性があるからです。
FXの世界で長く生き残りたいのであれば、まずは損切りを確実に行って、大損を避ける必要があります。
相場の格言に「見切り千両、損切り万両」という言葉があります。
加えて、資金が多いのと少ないのとでは、同じ1万円の損切りでもその後の口座破綻リスクが異なります。
そこで、利益と損失の割合から計算して損切りの基準を決める方法もあります。
損切りができないと悩んでいる人は、エントリーと同時に逆指値注文を入れてみましょう。
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