fx 損切り 10pips
今回記載した「損切りの5つのやり方」や「損失をできるだけ少なくするためにできる7つのこと」なども参考にしながら、取引に慣れてみてはいかがでしょうか。
取引時間が数秒~数分のスキャルピングを行う場合、損切り幅は「10pips以内」に設定しましょう。スキャルピングは利益確定の幅も5pips~10pipsと少ないのが特徴です。損切りが遅れると、利益が全く出ないという状況になりかねないので、躊躇なく損切りしていきましょう。
取引時間が数時間~1日のデイトレードを行う場合、損切り幅は「30pips以内」に設定しましょう。デイトレードで損切り幅を10pips以内に設定すると、すぐに損切りラインに達してしまいます。そのため、デイトレードを行う場合は、損切り幅を浅くし過ぎないように注意しましょう。
FXにはトレードスタイルがあり、それぞれ損切り幅の目安が違います。気になるトレードスタイルがあっても、損切り幅の目安を認識できていないと損失を生んでしまうことがあります。そこでここでは、スキャルピング、デイトレード、スイングトレードなどの場合の損切り幅の目安について解説します。
「勝率と損益のバランス」や、「どんな場面で損切りを実行し、どのような利益を生んだかをしっかり確認すること」が重要です。損切りの幅が大きい場合は無駄な損失が出ることがあり、小さい場合は無駄な損切りをしていることがあります。
初心者の人にとって損切りしやすい目安の一つが、損失額の判断です。例えば取引をするうえで、新規で買い注文を発注後、「損失額が1万円に達したら損切り」などと、具体的な損失額を決めておくのも良いでしょう。金額が明確になることで、損切りの決断をしやすくなります。
逆指値注文は「ストップ注文」とも呼び、損失を防ぐための注文方法です。逆指値注文は、現在のレートよりも不利なレートを指定し発注する注文方法で、不利になったら決済されます。そもそも、損切りとは含み損が増えていき決済するという、今よりも不利な状態で決済されるため、逆指値となります。
例えば、100pipsを獲得したときの利益額は1,000通貨取引では1,000円の利益ですが、1万通貨取引では1万円の利益になります(100pips=1円の場合)。
先述したように、FX取引で損失を抑えるためには、自分で損切りルールをしっかり決めることが重要です。大体このくらいの値になったら損切りする、というルールを決めておけば、迷いなく決断しやすいでしょう。
仮に現在レートが101円だとします。「もし100円になったら新規で買いたい。しかしその後、レートが上がって101円になったら売って利益確定したい。逆に下がって99円になった場合は損切りをしたい」というケースでも、これらの注文をセットで出しておくことができるので便利です。
現在保有しているポジションで損切りの逆指値を設定する場合は、新規の発注方法とは異なります。注文種別を「注文の変更または取消」とし、買いで入った場合は、逆指値欄に現在より安い損切り用の値段を入れます。例えばドル(USD)を114円で損切りしたいとしたら、そのまま114円を入力するだけです。実際に114円にまで下がったら、売り注文が執行される仕組みです。売りから入った場合はその逆で、114円に上がった時点で買い注文が執行されます。
また、自分で決めたマイルールを守ることに意味があります。実際に取引で損失が大きくなっていくと「もう少し待てば相場が回復するかもしれない」と待ちたくなってしまうことがあります。しかし、この迷いが大きな損失を生んでしまうことになりかねないので、決めた値で損切りするようにしましょう。
OCO注文とは「One Cancels the Other」を略した注文方法です。指値と逆指値の決済を同時にセットし、相場がどちらに動いても対応できるようにします。「利益確定もしくは損切り」の決済注文を出すことができるのが特徴です。
また、目標設定の例に「損切り」を入れたのは、初心者はなかなか損切りができない傾向があるからです。最初の段階では、1回の取引で大きな損失を回避することを心がけましょう。
先述した通り、損切りをするにはルールを決めて取引をすることが大切です。そのためには自動予約を入れておくことが原則です。夜を越す取引の場合、寝ている間に損切り価格になってしまうこともありえます。
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