fx 損切りしたら上がる
株式投資のみならず人は人生において損切りを行っています。人間関係や仕事などを参考にしてみると、マイナスが生じたところに見切りをつけることが損切りに当てはめられるのです。適切な損切りは人生を豊かにします。
決断が難しくずるずると引きずってしまうことがありますが、上手い損切りを行うにはタイミングが肝心です。
株価が下がると冷静な判断ができなくなります。事前に損切りのラインを決めておくことで、損切りという考え方を理解しやすくなるでしょう。
設定したルールを破ってしまうと、損切りルールを使った投資は困難です。損切リスクを限定的にできず、「適切なルールをいかに遵守できるか」といった感情との戦いになるため、どのような状況でも、最初に設定したルールは決して破らないことを意識しておきましょう。
もし損切りしなかったら、さらなる株価下落でもっと損失が大きくなっていたならば、損切りをして損失が生じても、それが正しかったということが確認できます。
バッファーとはあくまで値動きについて冷静に判断するための期間であって、損失の確定を先送りにする期間ではありません。株価には大暴落のリスクがあるため、少しの待機期間でも損失が想定外に拡大することが考えられます。余計な損失を防ぐために、必ず2本目の損切りラインを設定しておきましょう。
相場の格言に「見切り千両、損切り万両」という言葉があります。
FXでは、常に為替レートが動いています。ポジションを持っている時は、相場が上下どちらに動くかを予想するだけではなく、その際にどのくらいの損益になる科も予想しておきましょう。例えば、相場が上昇する時はここまで上がるはずだ、あるいは下がるならここまでのはずだ、と予想するのです。そうすれば、利益の確定を急いでしまい勿体ないことになったり、あるいは上がる寸前で損切りをしてしまったりするようなことも減るでしょう。
また、土日はFXの取引ができないため、その間に相場が大きく動いても手出しできません。そうなると、月曜日には強制的にロスカットとなってしまうこともあります。そのため、金曜日の時点で月曜日にどうなるかを予測しておいた方がいいのですが、2日も間が空くため中々予想はできません。思わぬ損失を避けるためにも、金曜日にはポジションを一旦手仕舞いにして、月曜日になってから再度投資をした方がいいでしょう。
しかし、根拠の乏しい状態で一度下がった銘柄の回復を待ち続けるよりも、成長見込みのある成長銘柄へ切り替えて投資し、損失分を回収した方が収益を生む可能性は高いと考えられます。いつまでもひとつの株に拘らず、損切りを決断して他の株に目を向けることが大切です。。
自動で売り(買い)が実行される取引なので、含み損が発生しているときに損切りを躊躇してしまうこともありません。この手法は損切りだけでなく、高値にいる銘柄をある値で利益確定させるなど、リスク回避の際にも活用されます。
逆指値注文とは、株価が指定した額を下回った場合に売り注文を実行する方法です。株価があらかじめ自分で設定した指定額(損切りライン)を割ったときに、自動で売り注文が実行される便利な仕組みとなっています。
損切りの場面では、株価が下がっているときに株を売る決断をしなければなりません。人生において損失を受け入れることは、難しい判断だと言えます。 しかし、損切りのタイミングを先延ばしにすると、さらに損失が増えてしまうかもしれません。株を保有し続けて株価が回復する可能性もありますが、保有している間はその資金を使うことはできず、他の銘柄へ投資する機会を逃すことになります。
そのため、損失が拡大して取り返しがつかなくなる前に損切りを行い、その資金を次の投資に充てると良いでしょう。損切りを行う銘柄に対しては損失を生むことになりますが、人生全体での損益をプラスにすることが大切です。
損切り後、その株が上昇しても買い直さないと、株価上昇による利益を得られず、損切りによる損失のみが残ってしまいます。
なお、バッファーを設定する際は「絶対損切りライン」の設定が欠かせません。絶対損切りラインとは、設定した待機期間であっても、「買値の何%かに到達した場合には必ず損切りする」といった下限ラインのことです。
しかし、株価が下落トレンドの場合は、これからさらに損失が拡大する銘柄を買い増すことになりかねません。なかには株価が上昇することを期待して損切りではなくナンピン買いをする人もいますが、トレンドを読む経験・知識が乏しい初心者のうちは、ナンピン買いは避けることが望ましいといえます。
自分で決めた損切りのルールは、決して破らないようにしてください。損切りのラインまで来ているにもかかわらず、「今回だけは」といったようにラインを無視することは避けましょう。
この取引手法は株価がある基準以上下落した際に自動的に損切りを行ってくれるものといえるので、自己判断で損切りをなかなか決断できない場合や、気づかないうちに損失を拡大させてしまうといった事態を防ぎたい場合に有効です。そのため、とくに、株式投資に慣れていない方や、株価の動きを逐一チェックできない方におすすめです。
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